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次なる可能性:WWDC26発の注目の最新アップデート
このオンラインイベントでは、Appleプラットフォーム全体の最新アップデートについて解説し、アプリにとってのメリットを確認します。「実装方法」よりも、「なぜそれが必要なのか」に焦点を当て、新しいテクノロジーを実際のユースケースに結びつけてご説明します。
このセッションは、ロードマップの決定に携わるデザイナー、プロダクトマネージャー、エンジニアリングリードを対象としています。チームがアプリ開発を開始するにあたり、どのような可能性が広がっているのかをご確認ください。リソース
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おはようございます。
おや、これは楽しいですね。 それでは、クパチーノの会場に お集まりの皆様、そしてオンラインで ご視聴の皆様、ようこそ。会場で 皆様と直接お会いできることも、オンラインで ご視聴いただいている皆様も、 本当に嬉しく思います。 ここクパチーノのデベロッパセンターから 配信されるライブイベントには、 100カ国以上から多くの方に ご参加いただいています。 それでは、本日世界中からご参加いただいている 皆様に、大きな拍手を送りましょう。
それでは。私はジョシュ・ ティドベリーと申します。 Appleのテクノロジー・ エバンジェリズムチームに所属しています。 私たちのチーム、そして 本日登壇するほぼすべてのメンバーは、 皆さんがご自身のアイデアや 創造性を存分に発揮し、 Appleプラットフォーム向けに 最高のアプリを開発できるよう、 サポートするためにここに集まっています。 さて、本日はWWDC 26での発表内容を振り 返るセッションとなります。 今年は100を超えるセッションが行われる、 非常に充実した年となりました。 もし皆さんが私と同じような方なら、 実はまだ100本すべてを 視聴しきれていないのではないでしょうか。 会場の皆様の中で、実際に 100本の動画をすべてご覧になった 方はいらっしゃいますか? そうですね、ぜひお話を伺いたいですね。
もしかしたら、その方へのお土産も ご用意できるかもしれません。 さて、数本だけご覧になった 方もいらっしゃるかもしれません。 あるいは、私たちのプラットフォームやその 雰囲気に初めて触れて、 初めてのアプリ開発に取り組み、 どこから始めればいいのか 迷っている方もいらっしゃるかもしれません。 皆さんがどの段階にいても、本日は 皆さんのための日です。 ぜひ多くのことを得ていただければと思います。 AIの時代において 最も重要なことの一つは、プロジェクトにもたら すことのできる機会や 可能性をしっかりと理解することです。 そうすることで、明確な ビジョンを持ってそれらに 取り組むことができるようになります。 全体像を把握し、各要素がどこに位置し、 どのように組み合わさっているのかを 理解していただき、ここを後にする 際には、次に何をすべきかを判断するために 必要なすべてを手に入れたという実感を持って 帰っていただけるよう、大まかな 概要についてお話ししていきます。 こちらが今年のセッションの全リストですが、 かなりの数になります。 しかし、これらすべてに共通して 根底にあるのは、これらの要素がすべて、 いかにシームレスに組み 合わさっているかという点です。
業界全体を見渡すと、AIに 関する話は往々にして非常に複雑で、 さまざまな企業やプロバイダーから 提供される多様なコンポーネントがあり、 それらをどのように組み合わせていくかを、 皆さん自身で考えなければならない状況です。 人々に愛されるものを構築するという、 楽しい段階にたどり着くまで に、多くの複雑さを乗り 越えなければなりません。 そして、これはAppleが 皆さんに望んでいる姿ではありません。 AIは、単に後付けで追加するだけの レイヤーなどではないのです。 AIは、それを駆動する シリコンから、統合する OS、 実現するフレームワークやモデル、 そして創作を支援するツールに至るまで、 当社のプラットフォームに 完全に統合されています。 これらはすべて、シームレスに 連携するように設計されています。 そして、そのうちの1つがより高性能になれば、 隣接する要素はすでにその能力を活用できるよう 構築されています。 そこで、今年注力している 主な分野をいくつかご紹介します。 まずは、多くの注力が注がれた 「インテリジェンス」の分野から始めましょう。 重要な点は、単に新しいモデルが 登場したということではなく、 デバイス上のインテリジェンスという 単一の入り口から、これらすべてのモデルに アクセスできるようになったということです。 プライバシーが保護され、 オフラインでも動作します。 推論コストはかかりません。 この目的のために特別に設計された Appleシリコン上で動作するため、 処理も高速です。プライバシーを 犠牲にすることなく、 より高度な処理が必要な場合には プライベートクラウドコンピューティングを 利用できます。 また、クラウドベースの最先端モデルや、 デバイス上で動作する独自のモデルなど、 お好みのモデルを自由に選択可能です。
「Foundation Modelフレームワーク」 という共通のAPIにより、 基本的に同じコードで任意のモデルを指定でき、 最適なモデルを自由に選択できます。 そして今年、このフレームワークは オープンソース化される予定です。 つまり、アプリで使用しているのと同じ Swift APIを、サーバー上でも 実行できるようになります。 Swiftを展開している場所ならどこでも、 エンドツーエンドのAIワークフローを 実現できます。
また、カスタムモデルに取り組んでいる 方にとっては、MLがすぐそこにあり、 必要な時にいつでも利用可能です。
さらに、アプリが システムインテリジェンスとどのように 連携するかという点もあります。 アプリそのものに、その可能性が 秘められています。 しかし、ユーザーがより手軽に アプリを利用できるようになるのは、 システムがアプリに何ができるかを 把握できるようになったからです。 これこそが「App Intent」 の役割です。 App Intent を使ってアプリの機能を定義すれば、 システムがそれをユーザーに提示してくれます。 Siriは、ユーザーが実際にアプリを 開こうと考える前に、すでに利用している 場面をスポットライトで照らします。 つまり、先ほどお話しした デバイス上のモデルは、 起動画面の背後に閉じ 込められているわけではありません。 それらは、ユーザーがまさに適切なタイミングで 発見できるものとなるのです。 さらに、アプリがさまざまなデバイスや プラットフォーム上でどのように表示され、 動作するか、 そしてアプリを利用するユーザーに 合わせて適応する柔軟性もあります。
そこで、今年……いえ、昨年、 私たちはプラットフォーム全体で採用される 新しいマテリアルおよびデザイン言語「Liquid Glass」 を導入いたしました。 そして今年、それがさらに進化いたしました。 基盤が洗練され、読みやすさが向上し、 奥行きが増し、デバイス間でより 一貫性が高まっております。 さらに、ユーザーはこれを完全に透明な状態から 完全に着色された状態まで、自由に カスタマイズできるようになりました。 そして、ここが多くの皆様にとっておそらく 重要な点かと思います。 すでに「Liquid Glass」 の導入作業を完了されている場合、 今年のリリースでは、アプリがこれらの改良点を 自動的に反映するようになります。 さらに今年は、iPhoneアプリのサイズ変更機能も 新たに導入されました。 これは非常に重要なポイントです。 アプリは、さまざまな表示方法や サイズで、外部ディスプレイ上で 並べて表示されることがあります。 しかし、今ではiPadOS上や、 MacでのiPhoneミラーリングを通じて 実行されるiPhoneアプリは、 サイズを完全に 変更できるようになりました。 そのため、アプリはもはや単一の固定サイズを 前提とすることはできません。 「ユニバーサルリサイズ可能」こそが、 与えられたキャンバスに柔軟に適応する 「1つのアプリ」を実現する 鍵であり、フレームワークが デバイスのインテリジェンスを活かし、 システムによって生成された 画面領域に合わせて、 自ら適応するインターフェースを 提供することで、 この作業の多くを代行してくれます。 これは皆様が活用できる 非常に多くの機能であり、 だからこそ今年のツールに関する 話題がこれほど重要であり、今後、 開発やメンテナンスがどれほど 容易になるかを示しています。 Xcode 27は画期的な 進化を遂げています。 コーディングとは、ツールがあなたの 協力者となり、 お好みのモデルを使用し、 プロジェクト全体を見渡せる 協力者となることです。 一連のツールを利用し、 フレームワークやAPIの 最新アップデートを把握し、 Appleプラットフォーム向けの 開発において、 真に統合された体験を提供しましょう。 つまり、エージェントに「何を見ている か」を伝える時間を減らし、 エージェントをパートナーや チームメイトとして、共に働いている かのような感覚で作業に没頭する時間を大幅に 増やすという考え方です。
こうして、インテリジェントで、 統合され、適応性のあるものを 生み出したことになります。 そして最後のステップは、 この一連の取り組みの集大成として、 アプリをユーザーの手に届けることです。
つまり、App Storeでアプリが 発見され、適切な顧客に届くということです。 ここで、あなたが最初に書き始めたコードが、 世界中で使われ、愛される アプリへと生まれ変わります。 そして今年、その目標達成を支援するための 素晴らしい改善点が 数多く導入されています。 これだけでも素晴らしい内容ですが、 これはあくまで概要に過ぎません。 ここでは、皆さんにぜひ知っておいていただきたい 他の分野についてもご紹介しますので、 ぜひ詳しく調べてみてください。 具体的な内容については、 後ほど詳しくご説明いたします。 空間コンピューティングや、 Reality OS27の新機能に 関するセッションが 多数用意されています。中でも、今年は Reality Composer Proにとって 非常に重要な年となります。 これは、3Dシーンやマテリアル、 インタラクティブ機能を構築できる ビジュアルエディタです。 そして今年はさらに進化し、 エディタ内で直接アニメーションや パーティクルエフェクト、 挙動を作成できるノードベースの ツールが搭載されました。
ゲーム開発に携わっている方なら、 CD Projekt Redのチームが『 サイバーパンク2077』をMacに 移植した素晴らしい事例や、 エージェントコーディングによって、 従来は数ヶ月かかっていた 手作業による移植作業を、 そのほんの一部に短縮できるゲーム移植ツールキットについてもぜひ ご覧ください。
WebKitも今年は多くのアップデートが 行われました。グリッドレーンから、 カスタマイズ可能なHTMLモデル、 没入型環境、 そしてWebExtensionsの 最新機能まで多岐にわたります。 さらに、カメラや写真、 オーディオ、アクセシビリティなど、 素晴らしい機能が盛りだくさんです。 これらの分野に関する 動画やドキュメントはすべて 準備が整っており、 皆様のご利用をお待ちしております。 ただし、本日はすべてを詳しく 掘り下げる時間はありません。 皆様とお話しできる時間は限られています。 そこで、この概要を踏まえて、 5つのテーマをご紹介します。 それでは、「インテリジェント」 「統合」「適応性」「主体性」「発見可能性」 について、詳しく掘り下げていきます。 これらそれぞれについて、これから 個別に詳しく解説していきます。 これほど盛りだくさんの1年でした ので、すべてが皆様にとって等しく 重要とは限らないかもしれません。 そして、何が最も重要かは、 実際に何を作っているか、 そして個々の目標によって異なります。 ですから、本日のセッションを通じて、 皆さんが現在開発中のアプリにとって、 これらのテーマのうちどれが最も重要か、 そして今後どのような方向に進むべきか、 その感覚をつかんでいただければ幸いです。 それでは、インテリジェントについて、 シャシャンクから始めましょう。 シャシャンク、お願いします。 ありがとうございます、ジョシュ。 皆さん、こんにちは。私は シャシャンクと申します。 Appleのテクノロジー・ エバンジェリズム・チームに所属しています。 この「インテリジェント」セクションでは、 Foundation Modelフレームワーク、 Core AI、 およびMLによってもたら される可能性に焦点を当てていきます。 4つの分野について解説します。 まず最初に、Apple Intelligenceを支える Apple Foundation Modelsについて、 そしてFoundation Modelフレームワークを 通じてこれらを活用する方法についてお話しします。 次に、カスタム機械学習モデルと、 特定の分野に特化した インテリジェンスをアプリに組み 込むためのフレームワークについて解説します。 続いて、複数のモデルを活用して汎用的な 体験を提供する方法をご紹介いたします。 そして最後に、評価手法について解説し、 品質を測定し、長期にわたり 信頼性の高い体験を維持する 方法についてお話しいたします。 それでは、Apple Intelligenceから 始めましょう。 現在、Appleデバイス全体において、 Apple Intelligenceは「スマート返信」 や「リアルタイム翻訳」、 「優先通知」などの機能を支えています。 Foundation Modelフレームワークを 使用すると、 ネイティブのSwift APIを通じて、 Apple Intelligenceの基盤となる デバイス上のモデルに アプリから直接アクセスできます。 しかし、これは難しいことです。 フレームワーク自体は非常にシンプルです。 言語モデルへのプロンプトの指定が不要です。 モデルはプロンプトに基づいて 推論を行い、応答を生成します。 例えば、モデルに「パリでの3日間の旅程を 作成してください」と指示すると、 Natural Languageで詳細な 計画が
返されます。このフレームワークは、 単なるテキスト生成にとどまりません。 「ガイド付き生成」機能により、 アプリは出力の構造を正確に制御でき、 結果がSwiftの型に 確実に一致するよう保証されます。
これは、このツールのほんの一例に過ぎません。 「Calling」機能は、 モデルをライブデータや、天気やカレンダーの 予定といった個人のコンテキストと 連携させます。 また、モデルがアプリ内やシステム上、さらには 現実世界においてアクションを 実行できるようにします。 さらに、カスタム指示によりモデルの役割、 スタイル、挙動を定義でき、 「Streaming」機能は モデルの出力を生成され次第配信するため、 UIのリアルタイム更新が可能になります。
デベロッパの方々はすでに、 Wayfairのようなショッピングアプリ、 sellやwalkのような教育アプリ、 そして会場におられるクリケットファンの皆様向けのCricket Heroesのような ローカルスポーツアプリなど、 数多くのアプリでこれらの機能を 活用しています。これらはすべて、 インフラコストやプライバシーの犠牲を伴わずに、 デバイス上で実行されています。 今年、デベロッパの方々がこのデバイス内モデルの 可能性の限界をいかに押し 広げたかを見るのは、 本当に素晴らしいことです。 AppleはGoogleと協力し、 Geminiモデルファミリーの基盤となる 技術を活用して、 アプリ内のインテリジェンスをより強力に サポートする最新のFoundation Modelを 開発しました。 プロンプトには、テキストと画像の 両方が指定できるようになりました。 これにより、キャプションの生成、 ランドマークの識別、 視覚コンテンツの理解などが可能になります。
例えば、画像の説明をリクエストすることが できます。 内蔵モデルが、その画像の説明を提供します。 そして、ご心配な方もいらっしゃるかもしれません が、彼は確かにとても良い子です。
デバイス内モデルは現在、 特に画像入力において、 幅広いタスクを処理できるようになりました。 しかし、より深い推論や複雑なタスクを 必要とするリクエストについては、 より大規模なモデルが 必要となる場合があります。 「Foundation Model」 フレームワークには、 プライベートクラウドコンピューティング上で 動作するサーバーモデルへのアクセス機能が 追加されました。 これにより、強力なプライバシー保護機能を 備えた最先端の知能が提供されます。 アカウントの設定や認証フロー、 APIキーの管理は 一切必要ありません。 PCCは、 App Store Small Business Programに参加しており、 ダウンロード数が200万未満の 開発者の方がご利用いただけます。 そしてもちろん、 プライベートクラウドコンピューティングは プライベートな環境です。 ユーザーデータが決して保存されないことを 保証するアーキテクチャを採用しています。 お客様のデータは リクエストの処理にのみ使用され、 検証可能なプライバシー保証が付いています。
Foundation Modelsフレームワークは、Appleのデバイス内モデルと プライベートクラウドコンピューティングモデルの両方を、 同一のAPIセットで統合していますが、 世の中には多くのLLMが 存在し、LLMプロバイダーも多数存在し、 このプレゼンテーションが終わる頃には、 新たなプロバイダーが 登場しているかもしれません。 そして今や、どのLLMプロバイダーも、 新しい言語モデルプロトコルに 準拠したSwiftパッケージを 作成することで、 Foundation Modelフレームワークを 通じて 自社のLLMを利用可能にすることができます。 その結果、デバイス上で 実行されるかサーバー上で 実行されるかにかかわらず、タスクに 最適なモデルに対して単一のSwift APIが 利用可能になります。
GoogleやAnthropicはすでに、 Foundation Modelフレームワークを 拡張する Swiftパッケージを作成しており、 最先端のGeminiやCloudモデルをすべての Swiftデベロッパが 利用できるようになっています。 Foundation Modelフレームワークは、 アプリ内であらゆる大規模言語モデルを 実行するための最適な方法です。 このフレームワークにより、 サードパーティ製モデルや、 次節で説明するデバイス上の カスタムモデルを含め、 複数のモデルにシームレスにアクセスできます。
以上が、Apple Intelligenceおよび Apple Foundation Modelsに関する最新情報です。 次に、お好みのモデルをアプリに 直接組み込んでみましょう。 これまで、 Foundation Modelフレームワークを使用して Apple FoundationModelsを 活用する方法について説明してきました。 今年、Appleのデバイス上での推論機能は、 新しいCore AIフレームワークと アップグレードされた MLにより、大幅な強化が図られます。
新しい「Core AI」フレームワークです。 カスタムモデルを使用して アプリ内の機能を強化することが、 これまで以上に簡単になりました。 Apple SiliconとMLを 最大限に活用することで、 モデルの研究、トレーニング、 微調整、ローカル推論サーバーの実行、さらには 複数のMacにまたがる分散ワークロードの 処理などがサポートされます。 それでは、Core AIから順に、 それぞれについて詳しく見ていきましょう。
AIの機能は急速に進歩し、 現在では特殊なモデルが 幅広い体験を支えています。 画像のキャプション生成、 ジェスチャーの認識、背景の削除、 音声の分離などが可能で、 特殊なタスク向けに独自の モデルをお持ちの場合もあるでしょう。 こうした特殊なモデルをアプリに導入する際は、 可能な限りスムーズに行い、 最新のAIワークロードに 合わせて一から構築する必要があります。 Core AIは、最先端の生成モデルを アプリに取り込み、 応答性が高く統合された体験へと変えます。 ローカルでの実行には、 3つの即効性のあるメリットがあります。 第一に、ユーザーデータの プライバシーが守られます。 第二に、インテリジェントな機能が オフラインでも利用可能です。 第三に、デベロッパや アプリを利用するユーザーにとって、 推論ごとのコストが発生しません。 AIは、 CPU、 GPU、 Neural Engineにわたる Apple Siliconの全機能を活かし、 高度なAI機能を構築するための 高性能な推論を実現します。
しかし、AIは単にオペレーティングシステムに 組み込まれた 推論ランタイムだけではありません。 これは、モデルの最適化、変換、 推論から微調整からデバッグ、 アプリへの統合に至るまで を網羅する 技術とツールの完全なセットであり、 優れたAI機能を構築するために 必要な迅速な反復サイクルをサポートするように 設計されています。
このフレームワークは、作文ツール、 スマートリプライ、リアルタイム翻訳、画像、 Image Playgroundの 絵文字など、 皆様にお馴染みのAppleの インテリジェント体験も 支えています。 今や、すべてのデベロッパが、 Appleの高度なシステム体験を支えるのと 同じ推論基盤を利用できるようになりました。 Appleシリコン向けに徹底的に 最適化されています。 これは、アプリ内で直接モデルを最適化・ デプロイするための包括的なツールキットです。
Core AIがアプリ内での効率的な モデルデプロイに集中しているのに対し、 MLは効率性と柔軟性に重点を置き、 モデルをゼロから構築したり、 オープンソースのモデルを微調整したり、 最先端のワークロードを複数のシステムに スケールさせたりすることを可能にします。 Max MLはAppleシリコン専用に 設計されており、ユニファイドメモリの 利点を活かしています。 Metalを通じて GPU上で直接計算を高速化し、 M5のGPUニューラルアクセラレータを含む Appleシリコンの先進技術に 対応しています。MLスタック全体は、 低レベルのカーネルライブラリから 高レベルのAPIに至るまで、 すべてオープンソースとなっています。 GitHubで公開されており、 活発な貢献者コミュニティが形成されています。 また、MLはHugging Faceでも 大きな存在感を示しており、 MLコミュニティによる最新かつ 最高のモデルを見つけることができます。 今すぐアクセスしていただければ、 10, 000以上のモデルがそのまま 利用可能であることが お分かりいただけるでしょう。
さらに、MLは分散コンピューティングにも 対応しており、大規模なワークロードを複数の Macに分散させることができます。 例えば、パラメータ数が数兆にも及ぶ最新のKimmyのような Frontier OpenWeightモデルも、 分割して複数のMacで 実行することが可能です。 これにより、あなたやチームは、 完全にプライベートでローカルにホストされた Frontier Intelligenceを 利用できるようになります。 Mac上で大規模言語モデルを実行するための 最も人気のあるツールのいくつかは、 すでにMLによって支えられています。 これには、 llama、 LM Studio、 VLMなどが含まれます。 Macでこれらのツールのいずれかを ご利用の場合、 すでにMLを活用されていることになります。 Core AIとMLの両方とも、 Foundation Modelsに準拠した オープンソースパッケージを提供しています。 フレームワーク。言語モデル。 プロトコル。つまり、同じ Foundation Modelフレームワークです。 Swift APIは、 Core AIとMLモデルの両方で 動作するようになりました。
ここまで、 Apple Foundation Modelsの新機能と、 Core AIおよびMLを活用したカスタムMLモデルの 導入についてご紹介してきました。 わずか数行のコードでこれらのモデルを 利用できるようになったことで、 アプリにおけるAI体験はこれまで 以上に高度なものになります。 このセクションでは、 モデルが連携して多段階の目標を達成する 仕組みについてご説明します。 本格的な体験とは、 単にモデルにプロンプトを送り、 応答を受け取るだけにとどまりません。 エージェントは、特定の目標と 一連の機能を持って、 アプリに代わって行動します。
旅行アプリを例に考えてみましょう。 このアプリには、2つの専門的な エージェントがあります。 1つは、デバイス上のモデルを使用し、 私のカレンダーにアクセスできる オフラインプランナーです。 もう1つは、サーバー上のモデルを使用し、 予約サービスにアクセスできる 予約アシスタントです。 各エージェントには、独自の目標モデル、 指示ツール、および設定があります。 「フライトは何時ですか?」と尋ねると、 プランナーはカレンダーツールを呼び出し、 フライトを検索して詳細を返します。 その役割は計画に集中しており、 応答から個人の旅行情報を得た結果、 フライトが遅延していることがわかります。 そこで、ホテルの再予約が必要になります。 これは別のタスクです。 より複雑であり、予約エージェントが 必要となります。 このエージェントは、サーバーモデルと 予約ツールにアクセスできます。
予約エージェントは適切な機能セットを 備えていますが、 私のプランナーからのフライト詳細情報はまだ 入手できていません。 この共有コンテキストがないと、 この体験は2つの別々のやり 取りに分断されてしまいます。 その代わりに、アプリは1つの連続したやり 取りを維持しながら、 計画モードから予約モードへと 移行する必要があります。 そして今年、私たちはこれらすべてを自動的に 処理するための「ダイナミック・ プロファイル」という新機能を追加します。 エージェントはコンテキストを 共有できるようになり、 これらすべてが1つのセッション内で 処理されるため、ハンドオフをまたいでも 連続性が保たれます。 セッションには、指示、 私のプロンプト、モデルの応答、 ツール呼び出し、およびツールの出力を含む トランスクリプトが保持されます。
予約モードが有効になると、 予約担当エージェントは、独自の モデル指示、ツール、 および設定を適用しつつ、 既存の履歴を活用できます。 エージェントの機能が変化しても、 コンテキストは継続します。
この新しいエージェント体験は、 ダイナミックプロファイルによって 実現されています。 プロファイルとは、モデル、 指示、ツール、生成挙動など、 特定のタスクに関する完全な設定のことです。 タスクごとに異なるモデルを使用できるため、 各段階で機能、プライバシー、 パフォーマンス、コストのバランスを 調整することが可能です。
アクティブなプロファイルが変更されても、 関連するプロンプト、 応答、ツール呼び出し、 およびツール出力はその共有コンテキスト内に 保持され、Handoff時の 連続性が維持されます。
これらすべてにより、それぞれ 独自の目標と機能セットを持つ 専門化されたエージェントを構築し、 一貫性のある「遺伝的体験」 という単一の体験の中で 連携させることが可能になります。 専門化されたエージェントが連携して、 1つまたは複数の複雑な目標を達成します。 次に、Evaluationsと、 こうした体験の品質を測定する 方法について見ていきましょう。
これらのモデル、ツール、 およびカスタム指示を複数連鎖させていくと、 アプリのロジックは極めて複雑になります。 言語モデルを使って 機能を構築した経験があれば、 最大の課題が何かはすでにご存じでしょう。 出力は予測不能になることがあります。
従来の機能では、一連の入力に 対して常に同じ出力が得られ、 この挙動はユニットテストで 簡単に検証できます。 しかし、インテリジェントな機能の場合、 モデルの出力が予測不能になる 可能性があるため、 機能の一貫性だけに頼って 挙動を検証することはできません。 つまり、単純なユニットテストだけでは 不十分なのです。
例を見てみましょう。 モデルを使用する「書籍トラッカー」 アプリを考えてみてください。 私はモデルに対し、司書として振る舞い、 ユーザーのレビューから 説明的なタグを生成するよう指示します。
自分でテストしてみたところ、 素晴らしい結果でした。 私の説明に基づいて、その本に「ロマンス」 「SF」というタグが追加されました。 いいですね。他にもいくつかの 本で試してみました。 問題はありませんでした。「古典的な冒険小説」 というタグは私から見ても適切に 思えましたが、その後、 友人にこのアプリを共有したところ、 その友人が『ドラキュラ』 のレビューを書きました。 その友人の文章スタイルは 私とは異なる可能性があり、 モデルは判断に迷い、「愛らしい」 というタグを付けてしまいました。 おそらく、愛らしくて家族向けの「子猫」 のようなイメージだったのでしょう。 吸血鬼の子猫ですね。 まあ、これは明らかに問題ですので、 だからこそ評価が必要なのです。 Evaluationsフレームワークは、モデルの 出力の品質を 測定するための柔軟なシステムを提供します。 まず、その機能の成功を表す 指標を定義することから始めます。 次に、言語モデルに基づく評価ツールを含め、 出力を自動的に採点します。 最後に、大規模なデータセット全体の 統計的傾向を分析し、 その挙動に合わせて評価を調整します。 アプリは確実に成果を上げなければなりません。 その結果、単発の手動テストではなく、 再現性のある品質管理プロセスが実現します。 このフレームワークは、 時間の経過とともに、より大規模で 多様なサンプルセットに対して Evaluationsを拡張できます。 また、追加のサンプルを合成的に 生成することも可能で、手作業で作成した テストケースに完全に依存することなく、 カバレッジを拡大できます。
Foundation Modelフレームワークは、 アプリを幅広いモデルに接続し、また、 Evaluationsフレームワークにより、機能の 測定が可能になります。 どのモデルを使用しているかに関わらずです。 これらを組み合わせることで、 モデルの柔軟性と品質に 関する一貫した基準の両方を提供します。
さらに、他にも多くの機能があります。 今回は、ユーザーが提供した 画像からテキストを抽出したり、 バーコードを読み取ったり するビジョンツールについては、時間的な 都合上、詳しくご紹介できませんでした。 このコア機能では、 個人情報やアプリ固有のデータを安全に 検索・取得するためのツールに 焦点を当てています。 これにより、モデルは関連性が高く、 プライバシーが保護され、最新の情報を基に 回答を生成できるようになります。 また、動的な指示により、
変化するユーザーのコンテキストに 合わせてモデルの挙動を適応させることも 可能です。 他にも多くの機能があります。
これらを組み合わせることで、 優れた AI 機能の基盤が 提供されます。 3つの主要なフレームワークについて ご紹介しましたので、 最後に、それぞれの使用場面について お話ししましょう。 まず、「Foundation Model」 フレームワークは、大規模言語モデルを中核とした 体験を構築するためのものです。 このフレームワークは、デバイス上およびプライベートクラウド環境上の Apple Foundationモデル、 ならびにサードパーティ製モデルに対して、 単一のSwift APIを提供します。 次に、「Code I」は、アプリが 特定のモデルをローカルで高性能かつ効率的に 実行する必要がある場合に使用します。 そして「ML」は、モデルの研究開発、微調整、 ローカル推論サーバーの実行、 およびAppleシリコン全体での分散コンピューティングに 活用します。 そして最後に、どのフレームワークや モデルを選択する場合でも、 それが完璧に動作することを 確認する必要があります。 そこで役立つのが「Evaluations Framework」 です。 このフレームワークは、 品質を測定し、不具合を発見し、 不確実性を低減し、自信を持って リリースできるよう支援する 自動化ツールを提供します。 それでは、ここから アランにバトンタッチいたします。 ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。 シャシャンクです。みなさん、こんにちは。 おはようございます。みなさんに お会いできて嬉しいです。 実は、ここで皆さんと顔を合わせ、 会場の活気を感じられるのはいつも 素晴らしいことですし、後のミキサーで 皆さんと交流できるのも楽しみにしています。 本当に嬉しく思います。 私の名前はアラン・シェーファーです。 私も、ここAppleのテクノロジー・ エバンジェリズム・チームの一員です。 先ほどシャシャンクが、アプリをより スマートにする方法についてお話ししました。 それでは、アプリをより統合し、 Appleが提供する システム体験の利点を活かせるようにする 方法についてお話ししましょう。 例えば、ウィジェットなどがその代表例です。 ウィジェットは、アプリのコンテンツを 活用して、一目で情報を表示します。 つまり、ホーム画面から直接ユーザーの関心を 維持するための手段なのです。 こちらにあるのは、 ブッククラブアプリのウィジェットで、 次の章のページ数を表示し、 毎日の読書を促すものです。 また、「ライブアクティビティ」 との連携もあります。 これは、アプリからリアルタイムで 段階的な更新情報を提供するための機能です。 例えば、このコーヒーショップのアプリでは、 ユーザーが今していることを中断することなく、 注文の進捗状況を追跡できます。 さらに、 コントロールセンターやアクションボタン、 Spotlight検索など、 アプリがシステムと連携できる 方法は他にも数多くあります。 こうしたさまざまな連携機能により、 アプリの存在感を維持し、 有用性を高めることができます。 まさに「必要な瞬間に」何の抵抗もなく 自然に表示されるようになります。
それでは本日は、音声機能を活用することで、 これをさらに進化させる 方法についてお話ししましょう。時には、 単に質問するだけで、最も自然なやり取りが 実現することもあります。そこで登場するのが、 まったく新しいSiriです。 今年、SiriはApple Intelligenceを 中核として、 完全に再構築されました。 アプリがSiriと連携すれば、ユーザーがいるその 場で対応できるようになります。 文脈に合わせた自然な会話や体験を通じて、 ユーザーにとってごく自然な形で アプリが提供されるのです。 そこで、私がここで言いたいことを 具体的にご説明しましょう。 私たちは、このサンプルアプリを作成しました。 その名は「Comet Cow」です。 これはカレンダーアプリですが、 天文現象や日食、流星群など、 そういった情報が満載になっています。 では、私が今、友人の誕生日に 向けてピクニックを計画するためにこの アプリを使っているところを 想像してみてください。 そして、その後、星空観察の旅行に 出かける予定です。 Siriと会話を始め、「ピクニックには 誰が来るの?」と尋ねるだけで済みます。 するとSiriがイベントを 検索し、参加者を見つけ、 すぐにゲストリストを表示してくれます。 また、「ピクニックを正午に、いや、 午前11時30分に変更して」と言うことで、 日程を変更することもできます。 するとSiriがCometCallsから その特定のイベントを特定し、 日程を変更してくれます。 その後、詳細の確認を求められ、 「いいですよ」と答えます。 ありがとうございます。 このように、Siriがここでの面倒な 作業をすべて処理してくれています。 Siriは私の言い回しを解釈し、 変更を加え、このカスタマイズされた 画面を表示してくれます。 これにより、Comicalの UIを操作することなく、 Comicalの主要な機能を利用することが できます。
それでは、続けていきましょう。ここでは、 Comicalアプリを開いています。 カレンダーの予定を確認していますが、 それぞれに日時、タイトル、場所、 招待者リストなどが 表示されています。Siriは現在画面に 表示されている予定を認識しているため、 非常に自然な形で、これらの予定のいずれかを 開くよう依頼することができます。 例えば、「Hey Siri、 3番目の予定を開いて」と言うと、 Siriは画面上の3番目の予定を識別して、 それを開いてくれます。
これで、イベントの詳細画面が表示されました。 イベントのタイトルを言うのではなく、 このイベント自体を参照して 指示を出してみます。 では、「Hey Siri、 このイベントの参加者たちにメールを送って、 チョコレートとマシュマロを 持ってくるよう頼んで」と。 Siriは、現在画面に 表示されているイベントを識別できます。 参加者を特定し、その情報を メールアプリに引き継ぎます。 これで問題ありません。 これが、大きな飛躍を遂げた 新しいSiriです。 今では、Comicalにある カレンダーイベントや、そこに 誰が招待されているかといった、 個人的な文脈を理解できるようになりました。 画面上の情報を認識するため、 ユーザーは目の前の画面を自然に 参照することができます。 また、Comicalのイベントから 参加者を抽出してメールに 貼り付けるなど、複数のアプリをまたいだ 操作も実行可能です。
これは単なる音声アシスタントの アップグレードではありません。 これは、皆様のアプリで利用できる、 まったく新しい インタラクションモデルなのです。 現時点では少し斬新に 感じられるかもしれませんが、 こうしたインタラクションは、 おそらく人々が毎日使うアプリに 当然期待するようになるものとなるでしょう。
では、これをどのように 構築すればよいのでしょうか? まずは、その仕組みを分解することから 始めます。 アプリをこの新しい体験の一部にするためには、 まずSiriがアプリのコンテンツを 認識できるようにする必要があります。 そのためには、「App Intent」 フレームワークを採用します。 「App Intent」は、 アプリをSiriや Apple Intelligenceに 接続するための基盤となります。 また、アプリ内のコンテンツや、 アプリが実行できる機能について、 構造化された方法で記述する手段を提供します。 まずはコンテンツから見ていきましょう。 これらを「エンティティ」と呼びます。
つまり、アプリエンティティとは、 アプリ内に存在する 具体的な情報を記述するものです。 アプリ内の名詞のようなものだと 考えていただければと思います。 そして、これらは主に3つのことを記述します。 そのものが何であるか、 どのように一意に識別されるか、 そしてタイトルや日付、テキストなど、 そのエンティティに 含まれる主要なプロパティです。 これらは新しいデータモデルという わけではありません。 あくまで、システムが コンテンツを理解できるように 記述するための手段に過ぎません。
これを具体的に イメージしていただくために、 皆さんがおそらく毎日扱っている データを考えてみてください。 カレンダーアプリをお持ちの場合、 各カレンダーの予定は 1つのエンティティとなります。 メールアプリをお持ちの場合、 各メッセージは1つのエンティティとなります。 また、写真アプリであれば、各写真や 各フォトアルバムがエンティティとなります。
しかし、ここで重要なのは、これらが 単にこれらの標準アプリのためだけではなく、 皆さんのアプリのためでもあるということです。 ですから、もし皆さんのアプリが天文現象を 追跡したり、メッセージを送信したり、 写真を扱ったりする場合でも、 どのようなケースであっても、 そのコンテンツ要素のそれぞれが エンティティになり得ます。 そして、このように コンテンツをモデル化することで、 Siriがそのコンテンツを 検索できるようになります。 Siriは、組み込み アプリの場合と同じように、 そのコンテンツについて推論を行い、 対話を行うことができます。さて、これが エンティティですが、それ自体は 独立した存在です。 実際には単なる情報に過ぎません。 これが面白くなってくるのは、 情報とアクションを組み合わせたときです。 そして、そのアクションこそが、 私たちが「インテント」と呼ぶものです。 例えば、この例では、 メアリーさんにレポートを送信していますが、 レポートがエンティティであり、 送信することがインテントとなります。 それでは、インテントについてもう 少し詳しく見ていきましょう。
エンティティを名詞と例えるなら、 App Intentはアプリにおける動詞、 つまりアプリが実際に行う 動作だと考えてください。 たとえばメールアプリの場合、 新しい下書きを作成したり、メッセージを 転送したり、返信を送ったりといったことが 挙げられます。 こうした動詞の一つひとつが App Intentであり、 これらのApp Intentを 定義することで、 システムは利用可能なアクションを 正確に把握し、 それらを実行できるようになります。
もちろん、これはメールアプリを 例に挙げたものです。 しかし、他のアプリについても同様です。 アプリを使用して、エンティティと インテントを定義します。 「App Intent Framework」 です。 そうすることで、Siriがそれらに 基づいて動作できるようになります。 さて、それでは実際にこれを始める 方法についてお話ししましょう。 一から考え直して始める必要はありません。 実際に始めるための最良の方法は、 いわゆる「アプリスキーマドメイン」 を活用することです。 これらは、一般的なアプリケーション体験のための 設計図のようなものです。 写真の操作であれ、カレンダーの管理であれ、 地図のナビゲーションであれ、 メディアの再生であれ、 どのようなケースであっても、各ドメイン内で、 アプリスキーマはその特定の体験に 合わせたエンティティ、インテント、 およびさまざまなセマンティクスを定義します。
そして、SiriとApple Intelligenceは、 これらのスキーマに 基づいて学習されており、一貫した方法で アプリを解釈できるようになっています。 それでは、Appleが提供する スキーマ・ドメインをご紹介します。 具体的には、「システム」、 「電話」、「メール」、 「時計」、「カレンダー」、「カメラ」、 「写真」などです。そうですね。 そして、ここでは各ドメインについて、 アクションの一例を1つずつご紹介します。 たとえば、カレンダーにイベントを作成したり、 メッセージを送信したり、 カメラで撮影を開始したりできます。 他にも数十ものアクションがあります。
ですから、これらのドメインのいずれかが、 ご自身のアプリの機能に合っている場合は、 ここから始めるのが良いでしょう。 そして、これらの事前定義された スキーマを採用し、 アプリの機能にマッピングすることで、 Siriは、あなたのアプリをどのように 操作すればよいかを即座に 把握できるようになります。
さて、これはあくまで始まりに過ぎません。
先ほど、Comet Cowで Siriが画面上の内容をどのように 理解するかを示しました が、App Intentsフレームワークこそが、 Siriにその認識能力を与える APIを提供するものです。 では、この例を振り返ってみましょう。 先ほど、イベントのリストを見ながら、 「3番目のイベントを開いて」と指示しました。 Siriがこのフレーズを 理解し、処理するためには、 現在画面上に何が 表示されているかを正確に把握し、 それらの視覚的要素を実際のデータに 紐づける必要があります。
これを実現するために、 Siriでは「ビューアノテーション」と呼ばれるものを 定義できるようになっています。 これにより、アプリのUIビューに、 それに対応する特定のエンティティを タグ付けすることが できます。そのため、 ユーザーが「3番目」と言ったとき、 Siriは単にピクセルを認識するだけでなく、 そのリクエストが 行われたまさにその時点で、 そのビューの背後にある エンティティがどれであるかを正確に 把握しているのです。 そして、これはビューだけにとどまりません。 ユーザーのアクティビティや通知、 現在再生中のセッションなどにも 対応しています。では、 続きです。先ほど申し上げたように、 Apple Intelligenceにより、 Siriは1回のリクエストで複数のアプリをまたいで 動作できるようになります。 つまり、あるアプリから情報を取得し、 別のアプリでアクションを 実行できるということです。 これらすべてが、アプリ間の壁を取り払い、 よりシームレスなユーザー体験を生み出します。
例えば、お子様のサッカー大会の 最新情報を提供してくれる アプリを想像してみてください。 そのアプリには、すべての試合日程が カレンダーに表示されています。 そこで、Siriにこう尋ねるだけで済みます。 「えっと、エマに今週末の試合の 詳細をメッセージで送って」と。 するとSiriは、その試合の イベントエンティティを特定し、 連絡先からエマを探し出し、 メッセージを送信するためのアプリインテントを 実行します。 これが機能する理由は、 各アプリのエンティティを、 他のアプリが理解できる形式に 変換するAPIが存在するからです。
逆のケースでも同様に機能します。 もし「メモ」にチームのメンバーリストがあった 場合、 「このメモを次の試合に リンクして」と言うだけで、 Siriは画面上のメモを認識し、 サッカーアプリに表示されている 次の試合と結びつけてくれます。 そうすることで、 そのアプリはシステムの仕組みにおいて、 重要な一員となるのです。
そして最後に、Siriを真に パーソナルなものにしているのは、 ユーザーがアプリをどのように 使うかから学習できる点です。 実際、ユーザーは特定のアプリを指定しない 表現を使うことがよくあります。 例えば、「エマにメッセージを送って」 とSiriに頼むものの、 実際にどのアプリを使って 送信したいかは明言しないかもしれません。 それは暗黙の了解として扱われるのです。 もしデバイスに複数のメッセージングアプリが インストールされている場合、Siriは 一旦停止して曖昧さを解消し、 「どのアプリのことですか?」 と確認しなければなりません。 さて、最終的にSiriを使ってその メッセージを送信した場合、 システムは私の好みを学習します。 しかし、私たちは、ユーザーが アプリのUI内で行う操作から も学習してほしいと考えています。 そこで、「インタラクション・ ドネーション」が役立ちます。
これは、システムのための「筋肉の記憶」 を築くものだと考えてください。 ユーザーがアプリのUIで アクションを実行するたびに、 それがApp Intentに 対応するものであれば、 そのインタラクションを「寄付」すべきです。 これにより、ユーザーが実際に アプリをどのように利用しているかをSiriに 教える履歴が構築されます。 これにより、ユーザーが次に 何をしたいかを予測するために必要な文脈が 提供されます。
そうすれば、将来、ユーザーが Siriにそのアクションを実行するよう 依頼した際、Siriはその履歴を活用して 適切なアプリを推測し、 そのリクエストを 直接実行できるようになります。
さて、以上が新しいSiriの概要と、 Siriがいかにしてより 強力になり、文脈を理解し、機能も 充実しているかについての簡単な解説でした。 そして、App Intentこそが、 あなたのアプリを通じてこれらすべてを 実現する架け橋なのです。
さて、お話を終える前に、 今すぐ実際に始めていただくための 3つのステップをご紹介いたします。 まず、サンプルをダウンロードしてください。 サンプルはたくさんあります。 先ほど「Comet Cow」 について触れました。 音楽に対応した「Cosmo Tunes」 もあります。 「Unicorn Chat」はメッセージングアプリで、 他にもいくつかあります。 写真を使った インタラクションアプリなどもあります。 これらすべては、ご自身で 機能セットを探索し、App Intentが 内部でどのように動作している かを確認するのに最適です。
次に、次のステップです。 その後、チームと話し合い、アプリにおける 名詞と動詞を洗い出してください。 そして、それらをエンティティや インテントにマッピングし始めてください。
最後に、アプリのスキーマドメインを 確認してください。 つまり、アプリの機能に合致する スキーマを特定することが、Siriをアプリで 動作させるための最も手っ取り 早い方法なのです。
そして、それこそがこの統合の真の意味です。 アプリが深く統合されていれば、 ユーザーがそれを必要としたときに 自然と表示されるようになります。 それによって習慣と信頼が築かれ、 ユーザーが繰り返し 利用してくれるようになります。 さて、私の説明は以上です。 ありがとうございました。それでは、 マルコさんにバトンタッチいたします。
こんにちは。私はデザイン・ エバンジェリストを務めております。 これまでの技術的な解説に続き、 ここからデザインについて お話しさせていただきます。 最新のアップデートと、 それによってアプリに広がるあらゆる 可能性についてご紹介いたします。
人々は、勉強、仕事、買い物、 家族との交流、ニュースのチェックなど、 一日のなかでアプリや デバイスを自然に使い分けています。 そして、そうしたそれぞれの瞬間が、 あなたのアプリが彼らの日常の 一部となるチャンスなのです。
しかし、もしあなたのアプリが、 彼らがすでに使っているデバイスにない 場合はどうなるでしょうか? アプリを見つけるためのその「一手間」は、 ユーザーにとって労力を要するものですが、 同時にエンゲージメントの機会でもあります。 見逃すのは難しいものです。 見逃してしまう可能性も高いのです。 今年の新機能です。 その体験が格段に向上します。 iPhoneアプリはサイズ変更が可能になり、 これまで以上に多くの場所で 表示されるようになりました。
iPhoneアプリは、 iPhoneミラーリングを通じて iPadやMacでも動作します。 iOSアプリが大きなディスプレイに表示され、 サイズが調整されると、 専用のバージョンを開発することなく、 ユーザーが アプリを必要とする瞬間に即座に対応できます。
ユーザーがアプリを使いたいと思ったとき、 Spotlight検索を行うだけで済みます。 このフィットネスアプリには Mac版はありませんが、 iPhoneミラーリングを通じて 瞬時に起動します。 ロック解除の手間や余計な手順は一切不要です。
そこで本日は、iOSアプリをリサイズ可能にするための 手順と、 Appleのデザインシステムおよび 「Liquid Glass」に 加えられた最も重要なアップデートについて ご紹介します。
アプリの近代化を進め、 サイズ変更可能にしてより多くのデバイスで 利用できるようにするには、 Xcode 27で再コンパイルする 必要があります。 これにより、サイズ変更機能が自動的に サポートされ、Liquid Glassを 採用した新しいデザインが適用されます。 新たに導入すべきAPIはありません。 SwiftUIがこれを自動的に 処理してくれます。 オプトアウトの選択肢はサポートされなくなった ため、今こそ、 ご自身のアプリやユーザー体験が デバイス間でどの程度シームレスに 機能しているかを評価し、 Liquid Glassに対応する 絶好の機会です。
ユーザーがデバイスを切り替えたり、 ウィンドウのサイズを変更したりした 際にも優れた体験を提供するためには、 レイアウトとコンテンツが スムーズに適応する必要があります。 音楽アプリでの表示例をご紹介します。 スペースが広くなると、タブバーとリストが 拡大し、カバーアートがリサイズされて、 コンテンツやコントロールが 配置される2列目のスペースが確保され、 背景全体が色で塗りつぶされます。
スペースが狭くなると、 同じロジックが逆方向に動作します。 すべてが元の状態に戻ります。 これを実現するために、すべてのプラットフォームや ウィンドウサイズごとに 個別にデザインする必要はありません。
スペースが広い場合と狭い場合で、 コンテンツがどのように振る 舞うかを一度定義するだけで 済みます。システムがそのロジックを取り入れ、 あらゆるアスペクト比に適用します。
その仕組みが「サイズクラス」です。 サイズクラスは、利用可能な水平および 垂直のスペースに応じて、 レイアウトがどのように振る舞い、 適応するかを定義します。 特定の画面サイズに デザインを制限する必要はありません。
例えば、横方向のスペースが限られている場合、 サイズクラスは「compact」となり、 レイアウトロジックは要素を 縦方向に配置します。 これにより、効率が向上し、 読みやすくなり、タップしやすくなります。
また、スペースに 余裕ができると、サイズクラスは 「regular」となり、ロジックは 余分なスペースを最大限に 活用できるよう要素の位置を再配置します。 メモアプリを例に挙げると、 ウィンドウが拡大すると、 キャンバスは自動的に 幅の広いレイアウトに調整され、 スプリットビューも利用できるようになります。 これにより、前後に移動することなく、 より多くのメモを表示したり、検索機能に アクセスしたりできます。
多くのアプリは、新しいデザインを導入することなくこれを 実現できます。 特に、SwiftUIやAuto Layoutを 使用すれば、 インターフェースを誰もが 使い慣れた親しみやすい状態に 保つことができます。 システムコンポーネントを活用しましょう。 サイズ変更機能のあらゆる段階において、 面倒な処理はシステムコンポーネントに 任せましょう。 システムコンポーネントは、コントロールが 操作しやすく、 予測可能な状態を保つために 何をすべきかを理解しています。 デザイナーの皆様は、 iOS、 iPadOS、 macOS向けの新しいUIキットを活用して、 システムコンポーネントを自社の デザインシステムに取り込むことが できます。 27. このUIキットは、Figmaおよび デベロッパ向けウェブサイトの「デザインリソース」 セクションで ご利用いただけます。
タブバーやツールバーなどの システムコンポーネントは、 異なる アスペクト比の間でも、 開発者側の作業を最小限に抑えつつ、 スムーズに適応するように設計されています。 たとえば、タブバーは ウィンドウが大きくなるにつれて幅が広がり、 アイコンがラベルに合わせて移動するため、 上部のバーはコンパクトなまま保たれます。
ツールバーについては、ウィンドウが 狭くなると、項目が自動的に オーバーフローメニューに移動します。 こちらのニュースアプリでは、 右端のコントロールがそれに当たります。 繰り返しになりますが、 この遷移はシステムが自動的に 管理してくれますが、カスタマイズも可能です。
例えば、「共有」機能は 記事において重要な機能であるため、 ウィンドウのサイズにかかわらず 常に表示されます。
「記事を保存」のような優先度の低い項目は、 画面が狭くなるとオーバーフローメニューに 移動しますが、省略記号ボタンを タップまたはクリックするだけで アクセスできます。
これは、VisibilityPriority プロパティを 使用することで実現できます。 このプロパティを使用して、どの項目を優先度が 低いものとしてオーバーフローメニューに 先に移動させるか、またどの項目を優先度が 高いものとしてより長く 表示し続けるかを定義します。 システムコンポーネントは絶えず進化しており、 すべてのAppleプラットフォームで アプリを最新の状態に保ち、 ユーザーエンゲージメントを最大化する 上で、最も頼りになる味方です。
今年、Liquid Glassを 採用したシステムコンポーネントは、 一貫性と使いやすさを向上させるために アップグレードされました。これにより、 アプリの外観と動作がこれまで
以上に改善され、卓越した 可読性を維持できるようになりました。 Liquid Glassは、 背後のコンテンツをより 効果的にぼかすようになりました。 また、暗くしたエッジと明るい スペキュラーハイライトを組み合わせることで、 より明確な境界線を作り出します。
ユーザーは、自分の好みに 合わせて「Liquid Glass」 を簡単に微調整できるようになりました。 「設定」アプリに追加された新しいスライダーを 使用すれば、「超クリア」から 「完全に着色」まで、 任意のレベルに調整できます。
そして何より素晴らしいのは、 すでに「Liquid Glass」 を採用しているアプリでも、 iOS上で実行する 際に再コンパイルすることなく、 これらの改善が適用される点です。 27. Liquid Glassの 改善に加え、 macOSにも独自のアップデートが 施されました。 例えば、構造と可読性が 向上したより統一感のあるツールバーや、
サイドバーがウィンドウの端まで拡張され、 その下でコンテンツが スクロールする際に美しい光の屈折効果が 表現されるようになりました。
また、サイドバーのアイコンに色が 戻ったため、アクティブなウィンドウを 一目で区別しやすくなりました。
Liquid Glass へのこれらのアップデートはすべて アプリアイコンにも適用され、 より鮮明でくっきりとした 仕上がりになっています。
アイコンコンポーザーも登場しました。 複数の「Liquid」や「Glass」 のレイヤーを組み合わせ、 屈折、影、半透明、鏡面ハイライトなどの プロパティを微調整することで、 アプリアイコンをデザインできるようになりました。 これにより、流動性や
サイズ変更のしやすさを活かした、 ユーザーを惹きつける 個性的なデザインを実現できます。 こんにちは。
これは、iPhone向けにデザインし、 サイズ変更を行い、機能性を高め、 より多くのプラットフォームで ユーザーを惹きつけるための機能です。 ここから始めましょう。 Xcode 27でアプリを 再コンパイルしてください。 システムコンポーネントと 「Liquid Glass」 を活用し、アプリのレイアウトがさまざまな アスペクト比で適切にリサイズされ、 コントロールが簡単にアクセスできる 状態であることを確認してください。 個々の機能をデザインする場合でも、 エコシステム全体を構築する場合でも、 すべての顧客にとってよりシームレスで、 スケーラブルかつパワフルな体験を デザインしていただければと思います。
それでは、Xcodeの新機能について、 アンジェリカがご紹介いたします。
ありがとうございます。マホさん。 こんにちは。 マホさんがおっしゃった通り、 私はアンジェリカと申します。 デベロッパ向けツールを担当するテクノロジー・ エバンジェリズム・チームの一員です。 同僚たちが、アプリ内外で 素晴らしい体験を生み出すための、 今年のエキサイティングなアップデートについて 数多くご紹介しました。 そして私は、その実現を後押しする、 Appleのデベロッパーツールにおける 重要な進歩について、順を追って ご紹介できることを楽しみにしています。
Xcodeには、アプリの構築、 デバッグ、テスト、配布に 必要な機能がすでにすべて備わっています。 そしてこの1年間で、 これらすべての段階に 対応するコーディングエージェントが Xcodeに追加されました。
そのため、アイデアが浮かんだ際、 実現したい機能や解決したい 問題をXcodeに説明するだけで、 エージェントがプロジェクトの 状況を完全に把握した上で、 その構築をサポートしてくれます。
Xcodeは、エージェント分野で 最も人気があり、 広く知られているモデルに対応しています。 私たちは Anthropic、 OpenAI、 Googleと協力し、 Claude、 Codex、 GeminiをXcodeに 直接統合しました。これにより、 お好みのエージェントを使ってコーディングが 可能になります。また、エージェントクライアントプロトコルを 利用すれば、 Mac上でローカルに実行されるモデルを含め、 あらゆるエージェントや モデルを取り込むことができます。 また、 Model Contextプロトコルにより、 XcodeはFigmaなどのデザインツールや GitHubなどのデベロッパ向け サービスなど、すでに 使用しているツールとも連携します。 どのエージェントを選択しても、 Xcodeは必要な詳細な コンテキストを提供します。 これにより、エージェントは最小限の説明で リクエストを理解できるだけでなく、 自身の作業を構築、検証、テストして、 最も効果的なソリューションを確実に 生成できるようになります。
Xcode のエージェントは、 ソースコードやビルド設定、さらには 開いているファイルやアクティブな選択範囲といった ライブエディタの状態にも アクセスできるため、セットアップの説明に 費やす時間を減らし、エージェントとの構築や 作業により多くの時間を割くことができます。 また、エージェントとの作業はより 探索的なものにもなります。 そこで「プランモード」が役立ちます。 プランモードのサポートは、 Xcode 27に組み込まれました。
まず、実現したい 内容の大まかな概要を提示します。 エージェントは、1行のコードも 記述される前に、 段階的な計画を草案として作成します。 ユーザーはその計画を調整、 修正、拡張することができます。 これにより、計画段階を議論の場とし、 実装前にアプローチについて 合意形成を図ることができます。 そして、承認すると、Xcodeが エージェントと連携してビルドを行います。 さらに、きめ細かな制御を行いたい場合や、 生成された成果物に対して フィードバックを提供したい場合は、 インライン注釈を追加することで、 エージェントが作業を開始するための 適切なコンテキストを提供できます。
構築であれ計画であれ、 Xcodeはエージェントが利用できる スキルとツールを提供し、 そのタスクに最適なものを選択します。 特に注目すべき点として、 Appleの最新ドキュメントへの デバイス上での高速アクセスが
挙げられます。Xcodeは、 モデルでの使用に最適化された デベロッパ向けドキュメントのローカルアーカイブを ダウンロードし、 どのエージェントを選択しても、 またモデルの更新状況にかかわらず、 常に最新の状態を保証します。 最新のフレームワークに 関しては、エージェントが 自動的に「Apple Document Search」を呼び出し、 最新のフレームワークドキュメントを 取得します。 これにより、常に最新かつ最良の環境で ビルドが行われることが保証されます。
もう一つの優れたツールが 「プレビュー」機能です。 これを利用することで、 エージェントは作業結果を視覚的に 確認し、選択可能な複数のUI案を生成できます。 これによりプロトタイピングが 迅速化され、プレビューは 段階的にレンダリングされるため、 結果を視覚的に確認することが可能です。 エージェントが何か不自然だと判断した場合、 ユーザーが介入する必要が生じる前に調整が 行われます。また、エージェントは プレビュー機能を使用して、 作業完了後に検証用のスナップショットを 成果物として提供することも可能です。
さて、Xcodeのエージェントは、 ローカライズという大規模な 作業も代行してくれます。
エージェントは、各文字列の 文脈を保持したまま、 アプリ全体を準備し、翻訳を行います。 これは単なる単語の置き換えではありません。 特定のデバイスに関連するUIの違いや、 単数形か複数形かといった点について、 関連するコードも考慮に入れます。
そのため、本来なら数週間かかっていた 作業がはるかに短い時間で完了し、 アプリはどの市場でも 違和感なく受け入れられます。
もう一つの優れたツールがテストです。 Xcodeのテストにおいて、 エージェントが実行できる 素晴らしい機能は数多くあります。 既存のテストスイートは自動的に検出され、 開発者の皆様が行ったすべての作業、 そしてエージェントが行ったすべての作業が、 そのスイートに基づいてテストされます。 Xcodeは、新しい変更を検証するためのテストスイート全体を 構築するのにも役立ちます。 テストの近代化を依頼することも可能です。 これで、作業の信頼性を 確信していただけるでしょう。
しかも、これはまだほんの一部に過ぎません。 Xcodeではエージェントが実行できることが 他にもたくさんあります。たとえば、 UIKitアプリをお持ちで、本日Mahoが 説明した内容に取り組みたい場合は、 Xcodeにアプリの近代化を 依頼することも可能です。 また、Xcodeに最も頻度の高い クラッシュの修正を依頼したり、 実環境でのアプリのパフォーマンスを評価して 改善のための推奨事項を 生成させたりすることもできます。 エージェントはLLDBコマンドを 実行して動作をデバッグし、 コンソールからその出力を読み取ることが できます。さらに、ログの取得はもちろん、 デバイスやシミュレータ上で アプリをビルド・実行し、 操作することも可能です。そのほかにも、 数え切れないほどの機能があります。 どのようなタスクであっても、適切なツールが 自動的に検出され、使用されます。
そしてもちろん、どのエージェントを使用する 場合でも、エージェントが アクセスできる範囲を制御することができます。 ファイルへのアクセスは、Mac OSに 組み込まれたシステムレベルのセキュリティによって 保護されています。 エージェントが操作できるファイルを、 ご自身で正確に指定できます。 それ以外の操作については、 すべて明示的な承認が必要となります。
ぜひ一度お試しになることを強く お勧めします。Xcodeでエージェントを 活用してコーディングすることは、 プロジェクトや手元のタスクをより 深く理解することにつながります。 また、インラインアノテーションや プランモードといった機能、 あるいはテストを用いた 動作検証との連携もよりスムーズになります。 エージェントは、プロジェクトやワークフローに シームレスに統合されるよう設計されています。 だからこそ、Xcodeはエージェントの サポートによってアプリ開発をさらに 充実させる、まさに最適な環境なのです。 ありがとうございました。それでは、 App Storeの最新情報について、 ラティカにバトンタッチいたします。
ありがとうございます。 おはようございます。私はラティカと申します。 App Store向けのさまざまな開発者向け ツールを含む、 Marketplace Technologiesのプロダクトマーケティングを 統括しております。 本日は、WWDC 26で 発表された主要なアプリや 発表事項のいくつかについて ご紹介するとともに、今年後半にこれらの 機能がリリースされた際に、 皆様が準備を進めるためにできることについて お話しいたします。 そこで本日はまず、皆様のアプリをユーザーに 発見してもらうための新しい発見機能や マーケティング機能の強化、 そしてAppleのアプリ内購入や StoreKitに関するエキサイティングな アップデートについてお話しします。 そして最後に、ワークフローの自動化に 役立つ App StoreConnectAPIの アップデートについて ご紹介します。 それでは、始めましょう。
App Storeは、 世界中の人々があなたのアプリやゲームを 発見できる、安全で信頼できる場所です。 175のストアフロント、 25億台以上のデバイス、50の言語を通じて、 顧客にリーチしています。
現在、App Storeには毎週、 世界中から8億5, 000万人以上の訪問者が訪れています。 彼らがあなたのアプリやゲームを発見し、 あなたの作品にワクワクしてもらえるよう 支援します。 これほど多くのユーザーがいるため、 ジャンル、ビジネスモデル、 プレイスタイルを問わず、さまざまな体験への 需要があります。
さて、誰かがApp Storeであなたの アプリを閲覧したとき。 最初の数秒間に目にする内容が、 タップして詳細を見るか、 ダウンロードするかを決定づけます。 現在、製品ページには アプリの使用中の画像が含まれており、 それらの画像は検索結果にも表示されます。
新しいクリエイティブ素材を活用すれば、 商品ページや検索結果に 大きな画像や動画を掲載でき、 潜在的な顧客に アプリやゲームを効果的に アピールする強力な手段となります。 画面に表示されている ように、このエクササイズアプリでは、 ダンベルやヨガマットといった ライフスタイルを彷彿とさせる 画像を採用しています。 また、右側にはハイカーの姿も写っています。 これらのアセットを活用することで、 アプリやゲームに関するより 豊かなストーリーを伝え、 価値提案やブランドイメージ、 季節限定のオファーなどを一段と引き 立てることができます。 さらに、新しいバイナリを提出することなく 承認されるため、 プロダクトページの更新方法や タイミングにおいて、 より柔軟に対応することが可能です。
これらのアセットは、カスタムプロダクトページや プロダクトページの最適化にも 対応しているため、 これら2つの機能を活用して、 顧客の共感を呼ぶ要素をテストし、 把握することができます。
これらの新しい画像が App Store上でどのように表示されるかを イメージしやすくするため、 App Store Connectで プロダクトページをプレビューできます。 また、App Storeでの 公開前に、ヘッダー画像、 アイコン、スクリーンショット、説明文が、 プロダクトページ上および App Store全体でどのように表示されるかを 確認できます。 iPhoneやiPadでの 表示を確認できます。 さまざまな言語でのプレビューが可能で、 ダークモードやライトモードでの 商品ページの表示も 確認できます。
また、これらすべての新しいアセットを 一元的に管理するには、 App Store Connectの新しいアセットライブラリを ご利用いただけます。 ここでは、すべての画像や動画を確認できます。 承認済みのアセットや、 それらを使用できる場所を確認できます。 例えば、アプリ内のイベントに 適したアセットや、 製品ページに最適なアセットを 探索することができます。
App Storeは、ユーザーが 新しいアプリやゲームを発見できるよう 支援しており、新たに導入された パーソナライズされた「コレクション」 では、ユーザーの興味に合わせた アプリが表示されます。コレクションは ストア全体に表示され、フィットネスや 旅行といったトピックから、穏やかで 雰囲気のあるゲームといったサブジャンルまで、 多岐にわたるテーマを網羅しています。 コレクションは、ユーザーの興味や ニーズの変化に合わせて適応し、 アプリの利用状況やダウンロード数といったApp Storeの 情報を基に構成されています。 これは、ユーザーがあなたの アプリを発見するための、 楽しく新しい方法となるでしょう。
それでは、Appleのアプリ内購入とStoreKitについて お話ししましょう。 Appleのアプリ内購入システムにより、 顧客は App Storeやあらゆるプラットフォーム上の アプリ内で、 1回限りの購入であれ 定期的なサブスクリプションであれ、 デジタル商品やサービスを簡単に購入できます。 世界中のユーザーが、 好みの支払い方法でお支払いいただけます。 200種類以上の支払い オプションが用意されており、 900以上の価格帯から選択して商品の価格を 設定できます。これらの価格は、税制や 通貨の変動に応じて自動的に更新されます。 Appleが税金の徴収や納付といった 複雑な処理を代行するため、 開発者は優れたアプリの制作に 集中できます。また、 ペイウォールテンプレートやオファーコードといった 充実したマーケティングツール、 そして堅牢な分析機能や売上レポートにより、 App Storeでのビジネス展開がこれまで 以上に容易になりました。
Appleのアプリ内購入を設定するには、 まずStoreKitフレームワークを 使用して、商品と利用権限を設定する 必要があります。 その後、 App Store Connectを使用して アプリ内購入のメタデータを設定し、 審査に提出できます。
サブスクリプションを提供する場合、 加入者の関与を維持し、 継続率を高めることが極めて重要です。 継続率向上に向けたメッセージは、 加入者が解約を検討している かもしれないタイミングで アプローチすることで、まさにその 実現に役立ちます。 今後のリリース予定や新コンテンツ、 あるいは主なメリットなど、 サブスクリプションの価値を強調した カスタムメッセージを共有することができます。 さらに、特別オファーを提供して、 より魅力的な提案にすることも可能です。 この例のように、 来月リリース予定のガイド付き ヨガ機能を利用できなくなることを顧客に 伝え、3ヶ月間の無料利用オファーを 提示しています。
また、顧客がサブスクリプションから より多くの価値を得られるよう支援する、 いくつかの新しい方法もあります。 サブスクリプション・ バンドルを利用すれば、 1つのサブスクリプションで1つ 以上のアプリへのアクセスを提供できます。 これは、個別に契約するよりも低価格で 提供される1つのサブスクリプションであり、 バンドルの構成にはさまざまな方法があります。 自社アプリ内のサブスクリプションを組み 合わせてバンドルを作成することも、 他のデベロッパと提携して 双方のアプリを対象とした バンドルを作成することも可能です。 その好例が「Apple One」で、 ユーザーは Apple Music、 Apple TV、 AppleArcade、 iCloudといった 複数のサービスを利用できます。
また、「サブスクリプション・ スイート」を提供することも可能です。 たとえば、写真や動画編集用の アプリセットのように、 製品同士を組み合わせて使用した方がより 効果的に機能する場合を考えてみましょう。 アプリが同じ開発者アカウントに 登録されていれば、 スイート機能を利用して、 1つのサブスクリプションですべてのアプリに アクセスできるようにすることができます。 スイートの例としては、 Appleの「Creator Studio」 が挙げられます。 これは、 Final Cut Proや AppleVision Pro、 Logic Proなど、Appleの9つの アプリへのアクセスを提供しています。
App Storeでサブスクリプションを 提供する際、 グループや組織と共有するための 2つの新しい方法があります。 「グループ購入」と「ボリューム購入」 の2つです。 グループ購入は、App Storeを ご利用の方のために設計されています。 例えば、少人数のデザイナーチームや、 お子さんの野球チームなどにおいて、 メンバー全員にワンタップで アプリへのアクセス権を付与できると 想像してみてください。 1人がサブスクリプションを購入し、 パスワードの共有や重複購入をせずに、 他のメンバーをシームレスに 招待することができます。
ボリューム購入を利用すれば、 Apple School Managerや AppleBusinessを通じて、 企業や教育機関の購入担当者に サブスクリプションを提供できます。 これにより、組織が既存のデバイスおよび ID管理ソリューションを活用して アプリを大規模に調達している 組織にもアプローチすることが 可能になります。
また、自動更新サブスクリプション向けの 新しい支払いオプションも ご用意しています。これにより、 12か月の契約を条件に、 顧客に月額料金を割引して 提供することができ、 年間サブスクリプションをより 手頃な価格にしながら、 長期的な顧客関係を築くことができます。 左側は、購入前に顧客に 支払いオプションが提示される 様子を示しており、右側では、顧客がいつでも サブスクリプションの更新を停止できることを 示しています。 12か月の契約期間が終了した後も、 Apple Accountで支払い スケジュールを簡単に確認できるほか、 今後の支払いに関するリマインダーメールや 通知を受け取ることができます。
新しいアプリやアプリ内購入のオプションが 数多く登場している中、 App Reviewの申請を効率化することは 非常に重要です。今年からは、アプリ内購入や、 アプリのアップデート、 アプリ内イベントなど、 審査が必要な項目をすべてまとめて 一度の申請で提出できるようになります。
複数の製品をまとめて 1つのサブスクリプションに 統合できるほか、 App StoreConnectで 提出状況を確認したり、 App Reviewチームから 受け取ったメッセージを閲覧したりすることも 可能です。
最後に、 App Store Connect APIの アップデートについてご説明します。 多くの皆様が、ビルドの配布を自動化したり、 メタデータを管理したりするために、 App Store Connect APIを ご利用されていることでしょう。 本日ご紹介した機能も、 APIを通じてご利用いただけます。これには、 12ヶ月の契約期間を伴う月額サブスクリプションの サポートも含まれます。 アプリ内購入の提出機能の強化や、 アセットライブラリのサポートも含まれます。 また、背景アセットの管理方法にもいくつかの 改善が加えられています。
アプリのインストール時間を短縮するため、 ユーザーがアセットをダウンロードする 方法を管理する 仕組みを変更しています。
さて、これらすべての新機能を踏まえ、 次回のアプリアップデートに備えて ご検討いただきたい点がいくつかあります。 まず、マーケティングで使用する クリエイティブ資産について検討し、 App Store全体で 画像や動画をどのように活用して、 ブランドや季節限定コンテンツ、 新サービスをアピールできるかを 考えてみてください。 そしてこの秋には、 これらのアセットを審査に提出し、 アセットライブラリを活用して、 マーケティングキャンペーンに合わせて ストア上の情報を更新できるようになります。 サブスクリプションサービスを提供されている 方は、 リテンションメッセージを活用し、 カスタマイズされたメッセージや 特別オファーを通じて、 解約率の低減を図ってください。 グループ購入、サブスクリプションバンドル、 スイートといった新しい ビジネスモデルを検討し、 それらが顧客獲得やリテンション率の向上に 役立つかどうかを確認してください。 そして最後に、 App Store ConnectAPIを 活用すれば、 アプリの提出や画像・動画の管理といった 一般的なワークフローを1か所で 自動化できます。
詳細や関連ドキュメントへのリンクについては、 Appleデベロッパウェブサイトの「AppStore What’ s New」 ページをご確認ください。ここでは、 App Storeでのビジネスを最大限に 活用するための機能概要や、 その他の動画リソースをご覧いただけます。
さて、まとめとして、 WWDCで発表された主要なアプリや 発表の概要をご紹介します。 これには、 クリエイティブアセットやプロダクトページの プレビューを活用したアプリや ゲームの新しいマーケティング手法、 継続率向上、メッセージングバンドルやスイートといった サブスクリプションビジネスの成長を促進する 新機能、そして App Store ConnectAPIを 活用して ワークフローを簡素化し、 シームレスな提出体験を実現するグループ購入や ツールなどが含まれます。 本日はご参加いただき、 誠にありがとうございました。 それでは、ここからは ジョシュにお返しいたします。
では、本日も多くの内容を取り上げましたが、 皆様のアプリ開発のヒントになれば幸いです。 そして、このセッションの最後には、 このプラットフォームの特長が 単一の機能にあるのではなく、 これらすべてのレイヤーが 一体となって素晴らしい体験を生み出し、 互いに補完し合っていること、 単なる機能の寄せ集めではなく、 真に一貫性のあるシステムなのです。 そして、このプラットフォームはゼロから 設計されているため、 アプリをよりスマートに、 統合され、適応性の高いものにするための 機能を活用すれば、 App Storeでリリースできる 素晴らしいアプリが完成し、 準備が整い、さらに深く掘り 下げていく段階になっても、 世界中の人々にアプリを見つけてもらい、
愛してもらえることを保証できるのです。 また、100本以上の動画をすべて 視聴したと手を挙げてくれた友人のために、 ピンも用意しました。 ただし、これはクイズ形式になる予定ですので、 どうなるかお楽しみに。
WDCのすべての動画は オンラインで公開されており、 皆様がじっくりとご覧いただけます。 Appleデベロッパアプリ、ウェブサイト、 YouTube、 そして実は新しいBilibiliチャンネルでも ご覧いただけます。
また、Appleの専門家が Apple Developer Forumsに常駐しています。より 詳細な技術サポートが必要な場合は、いつでも、 デベロッパ向けウェブサイトの新しいAI搭載検索機能を ご利用いただけます。 この機能では、ドキュメント、サンプルコード、 セッション、グループラボなどが 一元的にまとめられています。 そして最後に、本日皆様に ご参加いただいたこのイベントは、 世界中のデベロッパセンターを含め、 「Meet with Apple」 プログラムを通じてAppleが 主催する数多くのイベントのうちの 1つに過ぎません。 これはそのうちの1つに過ぎません。 また、つい先日、ベルリンにも開発者センターを 開設することを発表いたしました。 私たちもこれを大変楽しみにしております。 年間を通じて、 こうしたイベントを通じて 皆様とつながり、あらゆるトピックや Appleプラットフォームを網羅し、 真に素晴らしいアプリや ゲームを開発するために必要なサポートや 知見を提供してまいります。 お近くのイベントの詳細については、 developer.apple.com/events を ご覧ください。
また、オンラインでご参加いただいた皆様、 本日はお時間をいただき 誠にありがとうございました。 どこからご参加いただいても、 皆様とつながることができて嬉しく思います。 インドの友人の皆様には、 いつも脱帽するばかりです。
時差など全く問題ではありません。 そちらでは、もう10時を過ぎ、 真夜中が近づいていますね。 世界中から皆様にご参加いただけて、 大変嬉しく思います。 皆様がこれらの体験や機能を、 ご自身のアプリでどのように 活かしてくださるのか、楽しみにしております。 会場にお集まりの皆様には、 ロビーにて懇親会をご用意しております。 軽食や飲み物もご用意しております。 皆様とお会いし、ご質問に お答えするとともに、皆様の活動内容や取り 組まれているプロジェクトについて理解を深め、 今後どのように連携を深めていけるか 話し合えることを、 心から楽しみにしております。 それでは、皆様、ありがとうございました。 素敵な一日をお過ごしください。 また近いうちにお会いしましょう。
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